【徹底比較】TAC vs 大原！簿記のスクールに通うならどっち？

人気の2大簿記スクールといえば、TACと大原簿記専門学校です。この2つのスクールには、どのような違いがあるのでしょうか。この記事では、講師や教材の違い、サポート体制の違いなどから、TACと大原の違いを徹底比較していきます。自分ならどちらのスクールが向いているのか、スクール選びの参考にしてみてください。

TACの授業vs大原の授業

ではまず、TACの授業と大原の授業の違いを、それぞれ講師の特徴や教材の特徴、授業の雰囲気から比較していきましょう。

講師の特徴

まずは講師の特徴を比較してみましょう。
TACの講師陣には、税理士（実務家）が多いのが特徴的です。税理士の業務を行う傍ら、TACで講師も務めているといったケースです。TACの授業は、講師の自由度が高めなので、授業内容には講師の独自性が強く反映されています。講師によって内容にややバラつきがみられ、カリスマと呼ばれる講師が存在する理由もそういったところにあるのでしょう。
それに対して大原は学校という要素が強いのが特徴的です。簿記を教えることのプロである専門学校の先生が、専任講師として教えてくれます。学校として授業の内容が平準化されており、それぞれの講師に個性はみられるものの、教えられる内容は一律です。そのため、講師の当たりはずれは少なくて済みます。

教材の特徴

次に、教材の特徴を比較してみましょう。
TACの教材は文章が多く、詳しい解説がされていて、細かいところまでしっかり暗記できるような内容になっています。それに対して大原の教材は、図解やイラストが多く使われ、基礎を理解することに重きが置かれているところが特徴的です。また、大原にはその都度アウトプットできる教材も充実しています。

雰囲気を比較

では、それぞれの授業の雰囲気はどうなのでしょうか？
TACの授業は、どちらかというとドライな雰囲気です。そのような雰囲気の中、資格取得のためにそれぞれが黙々と勉強しています。それに対し大原は、学校という要素が強いためか生徒も先生も仲が良く、和気あいあいとした雰囲気の中で授業が行われることが多いです。

サポート体制を比較

資格取得のためには、授業以外でのサポート体制も重要な比較ポイントになります。
わからないところがあれば、授業時間外でも自由に質問できるものなのでしょうか？

質問のしやすさ

TACの講師は、1コマ単位で契約しているケースが多いため、授業時間外に担当の講師が常にいるわけではありません。そのため、授業時間外に担当講師への質問はしづらいので、直接サポートを受けるのは難しいかもしれません。ただ、TACの電話やメールでのサポート体制は充実していますので、こちらを活用すると良いでしょう。これに対して大原の場合は、専任講師がいつでも職員室にいるため、授業時間外でも質問しやすいというメリットがあります。
そのため、講師による直接的なサポートを受けやすいという点で、サポート体制についてはTACよりも大原に軍配が上がりそうですね。

向いているのはどっち？

簿記の資格取得を目指すなら、TACも大原も人気のスクールなのでおすすめもできますが、それぞれに特徴がありますので、人によって向き不向きがあると言えます。
そこで、TACに向いている人はどのような人なのか、大原に向いているのはどのような人なのか、解説していきましょう。

TACに向いている人

TACは税理士資格を持つ実務家の講師が多いので、実際に実務を行っている講師から教えてもらいたいという人にはTACが向いています。また、一人で黙々と勉強したい人にとっても、ドライな雰囲気で授業が行われているTACの方が向いているでしょう。
また、TACはどちらかというと、ある程度基本的なことは理解できていて、細かいところや応用的な問題までしっかり勉強したい人向けです。特にTACの上級コースでは演習が中心となり、基本的な解説はほとんどなく、難しい論点のみが説明されるような授業が行われています。

大原に向いている人

一方の大原はどうかなのというと、図やイラストを使って、専任講師が基本的なことからわかりやすく教えてくれる学校です。また、授業の雰囲気は和気あいあいとしていて、みんなで合格を目指して頑張れるような雰囲気があります。そのような環境の中で勉強したいという人には大原が向いているでしょう。
質問もしやすいので、一人黙々と勉強するのが苦手な人には、大原の方が勉強しやすいと言えます。

まとめ

この記事では、人気の簿記スクールであるTACと大原簿記専門学校を比較してみました。
これから簿記の資格を取ろうとしている人の中には、どちらのスクールが良いか迷っている人も多いのではないでしょうか。TACと大原には、それぞれ講師や教材、授業の雰囲気などに特徴があります。
ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、自分に合ったスクールを選び、効率よく勉強していきましょう。