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公認会計士の試験は難しい?試験内容や難易度などを紹介!

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公認会計士とは、国の経済活動の基盤を支えるために幅広く活躍している監査や会計の専門家で、国家資格の一つです。この資格を得るためには、試験に合格しなければいけません。ここでは、これから公認会計士を目指して勉強を始める方のために、受験資格や試験内容、どのような勉強をどのくらい行えばいいのか、そして難易度や合格後の流れについても詳しくご紹介します。

公認会計士試験の受験資格と試験内容

公認会計士の試験を受けたいと考えているのなら、まずは基本情報からおさえておくのがおすすめです。受験資格や試験内容について詳しく見ていきましょう。

受験資格

受験資格は特にありません。国家資格ということもあり、受験資格について気になっていた方の中には、安堵した方が多いのではないでしょうか。学歴や年齢は関係ないので、多くの人にチャンスがあります。

試験内容

続いて試験の内容についてです。マークシート方式による択一式である短答式と、科目別に筆記を行う論文式の2つを受ける必要があります。それぞれ詳しく見てみましょう。

短答式

短答式は管理会計論、会社法、監査論、財務会計論の4科目です。専門的な知識をきちんと理解できているかの確認を行います。
12月に第Ⅰ回試験、5月に第Ⅱ回試験が実施されますが、令和2年、令和3年は新型コロナウイルスの関係で実施回数や日程が変更されているため注意が必要です。
令和2年の第Ⅱ回短答式は8月23日。特に注意すべきは令和3年で、通常年2回のチャンスがあるのですが、5月23日に1回のみの実施となります。例年に比べてチャンスが少ないため、入念な準備が必要です。

論文式

論文式は短答式に合格した人が対象となります。管理会計論、監査論、簿記や財務諸表論の財務会計論、企業法、租税法の5つの必須科目に加えて経済学、経営学、統計学、民法の4つの選択科目から1つ選択して試験を行います。専門的な知識を理解していることを前提とし、応用能力があるかを判断するための試験です。
通常8月下旬に1日2科目ずつ行い、3日間の日程で実施されることがほとんどですが、こちらも新型コロナウイルスの影響を受け、令和2年は1日3科目で11月14日と15日の2日間で行われる予定となっています。令和3年は例年通り8月下旬の20~22日の日程で行われる予定です。

勉強方法と学習時間の目安

会計士になるためにはどのような勉強をして、どのくらいの時間を目処に行うべきなのでしょうか。勉強方法や学習時間の目安について詳しく見ていきましょう。

理解することが大切

何度も同じ勉強を繰り返し、よく理解する心がけが必要となります。暗記だけの勉強方法では合格することが難しいのです。
同じく会計士を志す勉強仲間がいる場合には、お互いに既習範囲が説明できるかどうかを確認しましょう。

予備校の教材がおすすめ

予備校の教材を用いた勉強もおすすめです。予備校に通うことで手に入る教材には、出題の可能性が高い問題がおさえられています。より理解に近づける内容となっているので、上手に活用することができれば、より合格に近づくことも可能でしょう。

学習時間の目安

試験に挑むために必要な学習時間の目安は、3000~4000時間とされています。24時間すべて勉強に時間を割り当てたとして、125~167日程です。知識を理解するのに必要な時間数は、人によって多少前後します。自身で学習内容の結果に納得のいくまで勉強するようにしてください。

試験の難易度と合格率

勉強方法以外で気になる点といえば、難易度や合格率ではないでしょうか。国家資格は難易度が高いイメージがありますが、公認会計士の場合はどうなのか確認していきましょう。

試験の難易度

公認会計士は日本の3大国家資格とも言われており、その難易度は難関の中でも超難関といわれるほど高いです。

合格率

合格率は例年10%台と決して高くありません。ですが、年々増加傾向にあります。低い数値であっても合格している人がいるのは確かです。しっかりと対策をして、苦手分野のない状態で臨むことが重要となります。

公認会計士試験合格後の流れ

試験に合格した後の流れについてですが、合格したからといってすぐに公認会計士名簿に登録できるわけではありません。合格前後のいずれかの期間で業務補助、または実務従事の期間が通算で2年以上必要となります。
それだけでなく、合格後から3年間は補習所や補習支所で必要な単位を取得し、終了考査を受けて合格しなければいけないのです。そうして初めて公認会計士としての登録手続きが可能になります。

長い時間をかけて取得するからこそやり甲斐がある

公認会計士は試験終了後も更に知識を深めるための期間があり、一人前と認められるまでに多くの努力が必要です。たくさんの知識を身に着けなければならず、途中で諦めてしまう方も少なくありません。
ですが、長い時間をかけて大変な思いをして取得するからこそ、その知識を活かして社会的地位が高く、高給でやり甲斐のある仕事に就職することも可能なのです。

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