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公認会計士とは?仕事内容や年収、難易度やキャリアパスを紹介!

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国家資格を取得しようと一覧を見て、公認会計士という資格を目にしたことはありませんか。会計士という言葉を耳にしたことがある方は多いと思いますが、一般的に会計士とは公認会計士のことを指しています。公認会計士として働きたい方に、仕事内容やどのくらい年収を得ることができるのか、また難易度や理想的なキャリアパスについてご紹介します。

公認会計士とは?仕事内容や年収を解説

公認会計士とはどんな仕事をしていて、どれほどの年収を得ているのでしょうか。気になる仕事内容や、平均的な年収についてご紹介します。

仕事内容

公認会計士とはその名の通り、会計のプロフェッショナルです。主な仕事として、企業の会計監査を行いますが、会計監査といってもピンとこない方も多いのではないでしょうか。
企業は投資家に対し年に1回以上、お金の使い道を報告する義務があります。そのため決算書を作る必要があるのですが、決算書というのは法律で定められたルールに沿って作らなければいけません。そして、作った決算書が正しいものかをチェックするのが、会計の専門的知識を持った会計士が行う会計監査なのです。
会計監査が行われた決算書は、投資家が本当に投資しても良いかの判断を行うために重要な判断材料となるのです。
最終試験に合格した人の8割以上が、監査法人という財務書類の監査や証明を組織的に行う会社に就職しますが、そのほかにも税務業務やコンサルティングなど、会計の専門知識を活かして様々な方面で活躍しています。

年収の目安

専門的な知識を備えて、多くの企業から必要とされる公認会計士ですが、年収の目安はどのくらいなのでしょうか。公認会計士は初任給を含めた年収で約500万円という高水準からのスタートです。その後キャリアを積み、独立などの成功している方の中には2,000万円以上の年収を得ている方もいますが、厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査によると、男性は約800万円、女性は約650万円の平均年収でした。女性は出産や子育て、家事などで時短勤務を行っていることが考えられるため、男性よりも低い数値になっている可能性があります。

公認会計士試験の内容と難易度

公認会計士になるための試験の内容や難易度についてご紹介します。

試験内容

試験内容は大きく分けて2種類で、一つ目は年に2回行われる短答式試験です。専門的な知識が身についているかの確認を行うための試験で、マークシート方式による択一式試験となります。
二つ目は年1回のみ行われる論文式試験です。身についた知識を応用することができるかの確認のため、科目別に筆記試験が行われます。
管理会計論、財務会計論、監査論、企業法、租税法の5つの必須科目と、経済学、経営学、統計学、民法の4つの選択科目から1つを選んで受験します。

難易度

学習範囲が広く、知識をどの程度応用できるかが合格のカギとなるため、暗記するだけでは合格できないのが公認会計士の試験です。そのため、一般的に難易度が高いとされています。学習時間の目安は少ない人でも3,000時間、多い人では4,000時間以上割り当てている人もいるほどです。しかし、近年合格率は増加傾向にあり、地道な努力を積み重ねて試験に合格している人が増えています。

公認会計士のキャリアパス

公認会計士の試験に合格した方のほとんどが監査法人に就職すると先述しましたが、監査法人に就職した場合の理想のキャリアパスとは、いったいどういうものなのでしょうか。

入社してすぐは「スタッフ」とよばれる役職となりますが、これはいわゆる役職のない状態を指します。そしてスタッフを3年以上経験した方に訪れるのが、シニアスタッフへの昇進のチャンスです。シニアスタッフの経験を積み、次に巡ってくるのがマネージャーへの昇格ですが、シニアスタッフから先は実績が認められた人のみがたどり着ける役職となります。BIG4は少ないところでも2,000人以上、多い所だと6,000人以上の規模がある監査法人です。その中でおよそ1割の人しかたどり着けないとされているのがパートナーという役職となります。

スタッフとパートナーでは年収が3倍近く変わるため、監査法人に就職するのであれば、最終目標としてパートナーを目指したいものです。

公認会計士とは会計分野のプロフェッショナル

公認会計士について、仕事内容や年収の目安、試験の内容や難易度、理想のキャリアパスについて詳しくご紹介してきました。会計士とは多くの企業から必要とされており、たくさんの企業がある中でも特に大手企業から求められる職種です。専門的な知識を身につけ、それを十分に活かして働くことのできる職業なので、とてもやり甲斐があります。これから会計士を目指す方は、しっかりと試験対策を行って後悔のないようにしてください。

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