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税理士の将来性はどうなの?

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税理士資格の取得を目指している方の中には、将来性が気になっている方がいるのではないでしょうか。難易度が高い資格なので、チェックしておきたいポイントですよね。このページでは、税理士の将来性について解説しています。以下の情報を参考にすれば、税理士資格を取得するべきかどうかがわかるはずです。

税理士の仕事の現状と将来性

税理士は将来性のある資格なのでしょうか。現状を踏まえて解説いたします。

税理士の現状

令和元年度の税理士登録者数は78,795人です。登録者数は増加傾向にあります(平成22年度72,039人、平成27年度75,643人)。税理士を取り巻く環境は、税理士登録者数の増加、会計ソフトの品質向上などの影響で厳しくなっているといわれています。

出典:国税庁:税理士制度

税理士の将来に影響を与えるAIやRPA

税理士を取り巻く環境で注目したいのが、AIやRPA(Robotic Process Automation)の普及です。今後、これらの技術が普及することで、入力や仕分けなどの単純作業は減少すると予想されています。「税理士の将来は暗いのでは?」と思いたくなりますが、必ずしもそうとはいえません。AIなどでは対応できないコンサルティング業務などのニーズ、比重が高まると予想されているからです。単純業務が減少することで、税理士の業務は高度化すると考えられます。実力ある税理士の価値は高まるはずです。

将来活躍するのはどんな税理士?

これから活躍すると予想される税理士はどのような特徴やスキルを備えているのでしょうか。将来有望な税理士像を紹介します。

ITを活用できるスキルがある

AIなどを含めITを活用できるスキルを備えた税理士は、さらなる活躍が予想できます。IT部門を持たない中小企業などに、適切な助言を行えるからです。ITを導入したいものの、何をどうすればよいかわからない中小企業は多いとされています。

海外税務に関する知識がある

海外税務に関する知識を有する税理士も活躍を予想できます。グローバル化の進展に伴い、海外で収益を上げる企業が増えると予想されるからです。ただし、新型コロナウイルスの感染拡大で、グローバル化の進展は一時停止しています。状況を見極める必要はあるでしょう。

事業継承や相続に関する知識がある

事業継承や相続に強い税理士も活躍を予想できます。高齢化の進展により、これらに関するニーズが高まると予想されるからです。

適切な提案を行える能力がある

今後、欠かせないスキルになると考えられるのが、現状を分析し税務や経営に関する適切な助言を行う能力です。助言に耳を傾けてもらうには、クライアントと良好な人間関係を築く能力も求められます。これらをAIやRPAが代行することはできません。税理士が積極的に身に着けたい能力といえるでしょう。

税理士はこれからも将来性のある資格

税理士を取り巻く環境は、今後、大きく変わると予想されています。AIやRPAの普及が予想されているからです。これらが普及すると、入力や仕分けなどの単純作業は減少すると考えられます。税理士の仕事がなくなると思ってしまいがちですが、税理士の仕事は入力や仕分けなどの単純作業だけではありません。AIやRPAがこれらの業務を担当することで、税理士の仕事はより高度化、専門化すると予想できます。つまり、AIなどでは対応できない経営や税務に関する助言などを今まで以上に求められるようになると考えられるのです。税理士が行う仕事の付加価値は今よりも高くなるかもしれません。よって、税理士はこれからも将来性豊かな資格であり続けるといえます。取得を目指している方は、安心して努力を続けるとよいでしょう。

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