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行政書士の試験はどんな科目が出題される?詳しい科目を紹介!
試験対策で重要なのが、どんな科目からどのような問題が出題されるかです。行政書士を目指している方の中にも、出題科目が気になっている方は多いのではないでしょうか。ここでは、行政書士試験の出題科目について、詳しい内容や試験対策のポイントをご紹介します。これから勉強を開始しようと考えている方もぜひ参考にしてみてください。
目次
行政書士試験の出題科目
行政書士試験で出題される科目は、法令等科目と一般知識等科目の2種類に分かれます。出題形式は5肢択一式、多肢選択式、記述式です。5肢択一式しかないものもあれば、3形式全てで答えなければならないものもあります。詳しく見ていきましょう。
法令等科目
行政書士になるために備えておきたい知識として、5つの法律に関する問題に回答するのが法令等科目です。
法律を学ぶ上で知っておくべき用語や知識の基礎である「基礎法学」、国家の統治の基本となる決まりである「憲法」、市民の生活や事業などの基本的なルールである「民法」、商事について規定した民法の特別法、会社の設立や組織などの運営・管理について定めた「商法・会社法」、そして行政書士にとって一番重要なのが「行政法」です。
行政法は法律の法規創造力・優位・留保から成り立つ「一般的法理論」、行政手続きの一般法である「行政手続法」、行政庁からの処分に対して不服申し立てができる「行政不服審査法」、裁判による違法な行政活動で権利利益が侵害された国民を救済するための「行政事件訴訟法」、国や公共団体が違法な行政活動を行い国民に損害が生じた際にそれを賠償する「国家賠償法」、国と公共団体の基本的な関係を規定することで民主的で能率的な地方行政の実現を目的とした「地方自治法」を中心に出題されます。先述した通り、行政書士として欠かせない法律です。
一般知識等科目
行政書士は多くの場合、事業主として仕事を行う独立型の資格といわれています。そのため、個人情報の取り扱いには十分な注意が必要です。
一般知識等科目には「政治・経済・社会」、「情報通信・個人情報保護」、「文章理解」の3科目があります。独立開業を行う方がほとんどのため、こちらも気を抜かずしっかりと対策を行いましょう。
試験対策のポイント
冒頭でもご紹介した通り、これから試験対策の勉強を開始しようと思っている方にもぜひ参考にしていただきたい項目となります。
まず、試験対策のポイントとして合格基準点についてご紹介しましょう。
合格基準点と配点について
行政書士は絶対評価制の試験です。合格基準点をクリアしていれば合格確実となります。
1、法令等科目の点数が50%(122点)以上
2、一般知識等科目の点数が40%(24点)以上
3、全体の点数が60%(180点)以上
これらを全てクリアした人が行政書士試験に合格するのです。法令等科目が全問正解で244点、一般知識等科目が56点の合計300点満点となります。どちらか一方が合格基準点を満たしていない場合や、どちらも合格基準点を満たしているにも関わらず、全体の合計点数が180点未満だった場合は残念ながら不合格となるため注意が必要です。
法令等科目の対策ポイント
法令等科目は「行政法」と「民法」をどれだけ回答できるかがポイントとなります。法令等科目244点中、この2科目だけで合計点数が188点と配点が非常に高くなっているのです。だからといって他の勉強を疎かにしていいというわけではありません。
一般知識等科目の対策ポイント
一般知識等科目は「政治・経済・社会」が28点満点と点数配分が高いのですが、出題の範囲が広いため、まずは「情報通信・個人情報保護」から対策を行いましょう。
合格基準点に達した上で更に点数を伸ばすことが大切
行政書士試験の出題科目について、詳しい内容や試験対策のポイントをご紹介してきました。法令等科目の行政法と民法は配点が高いだけでなく、行政書士になるためには必ず身につけておきたい知識となります。
初めて法律の勉強をする方は、法学部出身の方に比べてより多くの時間を勉強に費やす必要があります。既に勉強している方も、これから行政書士を目指す方もしっかりと対策と行っていきましょう。
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