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公認会計士制度とは?成り立ち・歴史・現在の情勢について知る

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「公認会計士制度」の概要や歴史、現在の情勢などについて解説します。
公認会計士は長い歴史を持つ会計人制度ですが、時代ごとの必要性に応じてさまざまに変化してきており、最初から現在のような形として誕生したわけではありません。
一体どのような歴史を辿ったのか、現在における情勢と今後の展望も含めてご紹介していきます。

公認会計士制度とは

まずは、公認会計士の概要と役割について確認しましょう。

公認会計士制度の概要

「公認会計士制度」とは「公認会計士法」に基づく制度です。
制定当初の目的は、証券市場に対する信頼性を高めることでしたが、制定以後、公認会計士法は改正により監査役としての重要性を増していきました。
公認会計士法が制定されたのは、昭和23年の証券取引法導入と同時期のことでした。」

公認会計士の役割

公認会計士の役割は、証券市場・企業・学校・商法への監査を行うことです。
最も基本となることは証券市場の財務諸表への監査ですが、現在では企業の事業活動や学校法人への監査、商法に基づく業種への監査など役割は幅広くなっています。

公認会計士誕生の歴史について

それでは、公認会計士制度が誕生した歴史について解説します。

公認会計士制度の成り立ち

公認会計士制度の、昭和2年の「計理士法」です。
計理士法は日本で初めての職業会計人制度であり、公正な立場から会計を監査できる唯一の制度として立ち上げられましたが、当時の計理士は資格取得制ではありませんでした。
そのため、計理士の知識不足が問題になり、昭和23年の証券取引法導入を機に「計理士法」は「公認会計士法」として生まれ変わり、資格の取得が必要な存在となりました。

公認会計士制度の歴史

昭和23年に誕生した公認会計士制度は、歴史とともに形を変えていきます。
証券市場への監査基準などは昭和25年に明確になったものの、監査は段階的に実施されていくこととなり、本格的に開始されたのは昭和32年のこと。
その後、岩戸景気に関わる事件や相次ぐ企業の倒産・破綻を受け、監査体制の充実や強化を図るために大蔵省による審査が行われたことを受け、昭和41年には監査法人が制度化されました。
さらに、日本公認会計士協会が特殊法人とされたことにより、公認会計士は協会への登録義務付けられ、商法においても監査制度強化などが行われたなど体制の強化が図られたことも。
その後も公認会計士法の改正が繰り返されたことから、監査役としての重要性はますます高まり、現在ような立ち位置に変貌しました。

公認会計士の最近の情勢について

公認会計士の最近の情勢においては、人材不足が深刻な状況です。
そのため、試験に合格した公認会計士の就職状況は良好であり、合格をすれば「知識を活かせる場が見つからない」という不安はないと考えられるでしょう。
また、今後も必要性の高い職業であることは変わりません。
人材不足が深刻な現状と今後の展望を考えると、公認会計士の資格を取得することは非常に有益だと言えます。

公認会計士制度は今後もますます重要性が高まる

公認会計士制度は長い歴史を持っていますが、今後、さらに重要性が高まっていくと考えられます。
現状においては人材不足が深刻であり、資格を取得すればさまざまな活躍の場が用意されているでしょう。
そして、今後も監査役としての重要性は変わることがありません。
非常に将来性が高い資格であることから、取得を目指している方は今取得しておくことをおすすめします。

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