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行政書士の使命とは?歴史や今後期待される活躍について紹介!

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行政書士は街の法律家として私達の身近なところで活躍している国家資格の1つです。官公署に提出する書類の作成や提出などが主な業務となります。ここでは、これから資格の取得を目指す方のために、行政書士の使命や行政書士制度の歴史と現在、今後どのような活躍が期待されているのかについてご紹介しましょう。

行政書士の使命とは?

行政書士の使命とはなんなのでしょうか。

弁護士に弁護士バッジがあるように、行政書士にも規則によって制定された行政書士であることを証明するバッジが存在します。秋桜(コスモス)の花びらの中に、行政書士の「行」という文字が入っています。これは、調和と真心を表しているのです。
行政書士が社会調和を図り、誠意を持って職務を行うことで、国民と行政の架け橋となって、人々の生活向上と社会の繁栄に貢献することを使命としています。

行政書士制度の歴史と現在

行政書士制度とはどのように制定され、現在に至るのでしょうか。行政書士の歴史と現在についてご紹介します。

始まりは1872年

1872年に太政官布告無号達によって発せられた「司法職務定制」が現在の弁護士、司法書士、行政書士のルーツとされています。

司法職務定制の中で「証書人」「代言人」「代書人」という職業が制度として定められ、代書人が現在でいうところの司法書士と行政書士です。現在でこそ呼び名も違いますが、当時はひと括りにされていました。
しかし、裁判書類の作成をメインとして行うか、その他一般の文書や図面の作成をメインとして行うかで、当時から職務領域は分かれており、一般文書や図面の作成をしていた代書人が、後の行政書士のルーツとなっているようです。

更に、1920年に代書人規則とよばれる現在の行政書士法が制定され、司法代書人と行政代書人の業務範囲が法律によって分けられました。

現在の行政書士法が公布されたのは1951年のこと

代書人規則は戦後間もなく失効されます。ですが、国民の便益に向けた法制化を求める動きが強まった社会に対し、1951年2月に新たな行政書士法が制定され、法律第4号として公布、3月に施行されたのです。
この時制定された行政書士制度が何度かの法改正を経て現在に至ります。

行政書士に期待される今後の活躍について

行政書士に今後期待される活躍について詳しくご紹介しましょう。

新しい業務の開拓

現在でも幅広い業務範囲を有する行政書士ですが、単純に代書するだけを業務とするのではなく、今後も新しい業務を開拓していくことが期待されています。

時代のニーズに合わせた社会的責任

2011年に起こった東日本大震災では、地震の直後から日本行政書士連合会を中心として、実にたくさんの行政書士が被災者支援のために活動してきました。その後も被災地の復旧や復興の一環として相談センターを開設するなど、現在もさまざまな取り組みを行っています。
また、熊本地震では大規模な災害対策本部を立ち上げ、被災地を拠点とする行政書士会において、自治体との連携を行い、罹災証明書の発行といった支援業務などを積極的に行っています。

このような災害や時代のニーズに合わせた社会的責任は、行政書士に期待される今後の活躍としてとても重要なのです。

行政書士制度は60年以上の歴史がある制度

行政書士について、使命や行政書士制度の歴史と現在、そして今後期待される活躍などをご紹介してきました。行政書士制度の歴史は古く、2021年には70周年を迎えます。昔から国民のためのさまざまな支援活動を行い、その活動は現在に至るまで続いており、そしてこれからもその活躍が期待されているのです。
手続きや法律のことでお困りの方は、行政書士に相談することで問題を解決へと導いてくれることでしょう。

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