「司法書士」「土地家屋調査士」「行政書士」など、有力資格の取得が可能な資格学校をご紹介いたします。

  • トップページ >
  • >
  • 複数の資格を持つと仕事の幅が広がるという事について

複数の資格を持つと仕事の幅が広がるという事について

カテゴリー:

複数の資格を持つ意味とは?

資格大国である今の日本では、多くの人が何らかの資格を取得したいと考えています。
そして、既に資格を持っている人も2つ、3つと複数の資格取得を目指している方も増えてきています。
しかし、複数の資格を持つ意味とは果たして本当にあるのでしょうか?
今回はそんな複数の資格を持つ意味について、具体的な業種に絞ってみなさんにご紹介させていただきます。

税理士が複数の資格を持つ意味とは?

税理士は国家資格であり、誰でもが簡単に取得できる資格ではないということは言うまでもないでしょう。
世間的なイメージもあるかもしれませんが、税理士資格を取得すれば、仕事に困ることはなく、特殊な資格であることから収入面についても一般的な人よりももらっているのではないか?と思われがちです。

確かに税理士で成功している人にもそのような人はいるかもしれませんが、多くの税理士が昔と今では変わってきていることを如実に感じていることでしょう。
そんな税理士が複数の資格を持つ意味とは一体どこにあるのでしょうか?

複数の資格を持つ意味についてまず税理士業界の話を前提に入れておいて下さい。
冒頭にも述べたように税理士資格を取得すれば仕事に困らないイメージが多くの人にあるとお伝えしましたが、それは昔の話で今では税理士法人といって、税理士が複数集まり、その税理士事務所同士でタッグを組み、組織を大きくしていく制度ができ、税理士事務所を開くだけでは顧客の獲得が難しくなってきました。

そして、税理士は毎年のように増加傾向にありますので、需要と供給のバランスが伴っておらず、力がない税理士事務所などは徐々に廃業に追い込まれつつあるというのが今の業界の現状なのです。

そんな現状を打破する為にも税理士という資格だけではなく、複数の資格を持つ税理士が出始めています。この背景としては、前述した通り、税理士として顧客確保が難しくなっていることから他の税理士事務所との差別化が必要となっており、その差別化の一つとして挙げられるのが、税理士以外の資格を取得することなのです。

税理士が担当するカテゴリーは多岐に亘りますので、そのカテゴリーにあたる関連の資格を取得することで、専門的な知識が身に付き、そのカテゴリーに強い税理士として差別化され顧客確保ができます。

例えばですが、不動産業界の中でも不動産鑑定士という資格があるのですが、何も不動産に関して分からない税理士と不動産鑑定士という資格とその知識が備わっている税理士であれば、どちらの税理士を選ぶでしょうか?
多くの人が後者の税理士を選ぶでしょう。
このように税理士の中でも特定カテゴリーの複数の資格を取得することで、そのカテゴリーに強い税理士として、客観的に差別化することができるのです。

弁護士の中にも複数の資格を取得している人がいます

弁護士と聞くとエリートの大学を出て、順風満帆な人生をさぞ送っているのではないかと普通は思うかもしれません。また、弁護士を題材としたドラマや映画も多い為、そのイメージが植え付けられています。

しかし、多くの弁護士が仕事があまりない状態と現状はなっており、その背景としては弁護士の資格を持っている人が増加している為です。
弁護士は当然のことながら何かしらの事件などが発生しないと仕事が生まれません。
一定の案件はあるにしろ弁護士業界だけの話だけではありませんが、勝率が高い弁護士や評判が良い弁護士にばかり仕事がいきますので、仕事がない弁護士との差は開くばかりです。

そんな弁護士業界の中でも複数の資格を取得する波が押し寄せています。
今では弁護士という肩書きだけでは生き残っていけないという現実を受け止めて、弁護士以外に自分が得意とする業種に関係する資格を取得し、自分でしかできない案件を取得している弁護士がいます。

具体的なところで言うと、例えば、公認会計士という国家資格がありますが、この公認会計士という資格を取得する為にひたむきに勉強をし、資格を取得し、弁護士資格と公認会計士の複数の資格を保持し、会計に強いまたは税務に強い弁護士として活躍している弁護士も増えてきています。

もちろん公認会計士だけが資格ではありませんので、その他の複数の資格を得ることでそのカテゴリーに強い弁護士として、業界内で生き残っていくことができます。
弁護士資格だけで生き残れる弁護士であれば複数の資格を取得する必要はありませんが、生き残る方法として、複数の資格を取得することはこれからの時代では必要になってくることでしょう。

サラリーマンでも複数の資格は必要か?

税理士や弁護士など特殊な資格を既に持っている人の中でも複数の資格を取得し、他の人達との差別化を図っている人達が増えてきています。
その業界内で生き残っていく為には、非常に効果的な方法ではありますが、それはあくまでも特殊な業種の話です。
一般的にはサラリーマンがほとんどだとは思いますが、そのような人達でも複数の資格を取得する必要があるのでしょうか?

サラリーマンに複数の資格が必要なのかという問いに関しては、答えを出すのが正直なところ難しいでしょう。理由としては、サラリーマンとして働く上で、複数の資格がなくても生活ができる可能性が高い為です。

しかし、サラリーマンの中でも複数の資格を取得することで、ステップアップできることやスキルアップすることでメリットはあると言ってよいでしょう。

例えばですが、英語ができるかどうかという一つの基準として、TOEICが挙げられますが、このTOEICの点数が高ければ、仕事上で海外の仕事ができるかもしれませんし、社内に英語ができる人が自分しかいなければ、社内での評価は間違いなく上がる為、サラリーマンでも複数の資格を持つことの意味は大いにあると言って良いでしょう。

まとめ

資格取得に否定的な意見も一定数ある中で、複数の資格を取得する意味があるのか?という議題も出てきています。
しかし、税理士や弁護士といった特定の業種では差別化できるとして需要がありますし、また多くのサラリーマンが自分の価値を高める為に複数の資格を取得することも増えてきていますので、複数の資格を取得するメリットはあるでしょう。

新着記事