「司法書士」「土地家屋調査士」「行政書士」など、有力資格の取得が可能な資格学校をご紹介いたします。

  • トップページ >
  • >
  • 公認会計士の忙しい時期とは?休日への影響も解説します

公認会計士の忙しい時期とは?休日への影響も解説します

カテゴリー:


仕事をする際に、その仕事ならではの忙しい時期や休日への影響についてよく理解を深めておくと、業務をこなしていくうえで見通しが立てやすくなります。

今回は、公認会計士の忙しい時期について解説していきます。
これから公認会計士にとして仕事を行い、ゆくゆくは独立することも考えている場合は、独立したときの休日の取り方などについて参考にしてみてください。

公認会計士とは?

公認会計士とは、主に企業の会計分野を担う職業、資格です。
公認会計士という資格は国家資格であり、取得すれば経理・会計部門のスペシャリストとして、さまざまな企業の経営に関わって活動することになります。
また、弁護士や司法書士、税理士と同じように「士業」に分類され、独立して個人事務所を構える人も多くいます。経理、会計、税務などの分野において、公認会計士は最も花形の職業と考えられています。

公認会計士の具体的な仕事内容としては、財務諸表監査や内部統制監査、コンサルティングなどが挙げられます。
財務諸表監査とは、企業の貸借対照表などの資料を確認し、企業の経営状況が悪化していないか、もしくは経営状況を良くするためにはどうすればいいかを、専門家として意見を伝える仕事です。

内部統制監査とは、企業が経営を行っていくうえで、内部統制システムとして機能としているルールが適正であるかを監査することです。また、それに伴って、経営状況をより良くするため、業績アップのための具体的な解決策を提案することがコンサルティングという仕事です。

公認会計士の忙しい時期について

ここからは、公認会計士の忙しい時期について見ていきましょう。

忙しい時期とは?

まず、公認会計士が忙しい時期を知るうえでポイントとなるのは、監査依頼の多くなる時期です。
企業から財務諸表監査等の依頼を受ければ、しばらくの間はその業務が立て込むことになります。公認会計士は、複数の企業からの依頼を掛け持ちすることが多いため、同じ時期に複数のハードな監査業務をこなさなくてはならないのです。

日本の企業は、ほとんどが3月決算です。
よって、3月31日以降に前年度分の貸借対照表などの財務諸表が出されることになります。公認会計士はこの財務諸表を見たうえで監査を行うので、監査業務が始まるのは3月31日以降の4月上旬頃です。

監査業務は、のんびりとこなしていけばいいものではありません。
「決算期末日から45日以内には監査結果の情報開示が必要」という決まりが東京証券取引所で定められているため、公認会計士は5月半ば頃までに監査を終えなければならないのです。

公認会計士は、この監査依頼を複数の企業から受けることになるので、4~5月が忙しい時期になり、仕事がハードになると言えるでしょう。
一方で決算期が3月ではない企業もあります。外資系の企業などは特に1月が決算期に設定されていることが多いため、このような企業から依頼が集中すれば、当然2~3月も忙しい時期になります。

休日について

それでは、公認会計士の休日はどのような時期に取得しやすいのでしょうか。
結論からいえば、監査依頼があまりない時期が休日を取得しやすいでしょう。日本の企業の傾向からいえば、公認会計士は3~5月頃にまとまった休日を取得することが難しい場合が多く、残念ながらゴールデンウィークはほとんど休めない可能性が高いです。
しかしそれ以外の時期は閑散期なので、コンサル業務などを行いながら、まとまった休みを取得する人も多くいます。

独立開業した場合は休みがない可能性もある

独立開業した場合、公認会計士はしばらく忙しい時期が続く可能性があり、休みがなかなか取れないこともあります。独立して個人事務所を構えれば、業務の全責任を負うことになるため、仕事が安定するまでは休みなく働かなければいけないことも考えられるからです。

一方で、成功し仕事が安定してくれば、休みの取り方を自由に決められるといったメリットもあります。閑散期は多めにプライベートに時間を割き、忙しい時期は精力的に仕事をするといったスタイルで業務を行う公認会計士もいます。
休みをうまく取得しながら公認会計士として成功するためには、依頼を受けるクライアントを厳選していくことが大切です。

例えば、依頼を受ける企業の決算期がバラバラだと閑散期はなく、常に忙しい時期にもなりかねません。したがって、スムーズに業務を行っていくための管理・調整は必要不可欠と言えるでしょう。

まとめ

公認会計士といえば、常に忙しい時期の職業というイメージを持つ人も多いでしょう。
確かに、企業の決算期が集中する3月以降は、しばらく監査依頼で忙しくなる公認会計士がほとんどです。
しかしそれ以外の時期は閑散期になることも多く、独立開業すれば自分で休みを調整して、1週間などまとまった時間をプライベートに充てることもできます。公認会計士は、「企業などの決算期に応じて忙しい時期が変わる仕事」と認識しておくといいでしょう。

新着記事